《ルンデの会11月例会》

鈴木秀美 無伴奏バロックチェロ・リサイタル
Suzuki Hidemi  Baroque-cello Solo Recital

J. S. バッハ:無伴奏組曲全六曲連続演奏会

秀美

【Photo: K. Miura】
【第1日】
2005年11月5日(土)19:00
(開場 18:30)
ヨハン・セバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach :
 無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV.1007
 無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV.1009
 無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV.1011

【第2日】
2005年11月6日(日)15:00
(開場 14:30)
ヨハン・セバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach :
 無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV.1008
 無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV.1010
 無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV.1012

スタジオ・ルンデ(名古屋市中区丸の内 2-16-7)
【参加会費】一般 5,000、ペア 9,000、学生 2,500
    (二日連続参加:一般 9,000、ペア 17,000)
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ
 TEL:052−203−4188

鈴木秀美(すずき・ひでみ) プロフィール
 神戸生まれ。チェロを井上頼豊、安田謙一郎ほかの諸氏に、指揮を尾高忠明、秋山和慶に師事。第48回音楽コンクール第1位、第27回海外派遣コンクール特別表彰。桐朋学園大学卒業と同時に同大学の講師となり、オーケストラ、室内楽を指導する。在学中よりバロック・チェロ奏者として演奏を始める他、オーケストラとの共演やリサイタル、現代曲の初演、室内楽、また指揮活動など幅広い活動を行う。84年文化庁在外研修員としてデン・ハーグ王立音楽院に留学、アンナー・ビルスマに師事する。
 86年にパリで行われた第1回バロック・チェロ・コンクールでは2、3位なしの第1位。85年から93年までの間、フランス・ブリュッヘン率いる「18世紀オーケストラ」に在籍。86年から2001年2月までシギスヴアルト・クイケン率いる「ラ・プティツト・バンド」のメンバー、92年からは首席奏者として活躍した。鈴木雅明の主宰する「バッハ・コレギウム・ジャパン」では創立以来首席チェロ奏者を務めている。
 ソリストとしてヨーロッパ各地、オーストラリア、中国、イスラエル等で活躍する他、各地の講習会の講師を勤め、94年に新設されたブリュッセル王立音楽院バロック・チェロ科には教授として招聴されて、2000年に日本へ帰国するまで務めた。
 1991年9月の《バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲》日本全国ツアー(ルンデは9月5/6日)は各地で大好評を博し、同年度の村松賞大賞を受賞。99年より、ヴァイオリンの寺神戸亮、ドミトリー・バディアロフ(現在ソフイー・ジェント)、ヴィオラの森田芳子と共に弦楽四重奏団「ミト・デラルコ」を結成、水戸芸術館の専属クアルテットとして活動している。
秀美  録音では、ジェミニアーニ、ボッケリーニのソナタ、フランスのバロック・ソナタ集、C・P・E・バッハの協奏曲集、L・レオの協奏曲集の他、アンナー・ビルスマ、有田正広、寺神戸亮他、数多くの録音に通奏低音として共演。95年には日本人としては初めての、オリジナル楽器による《バッハ/無伴奏チェロ組曲全曲》を録音し(BMGドイツ.ハルモニア・ムンディ)、平成7年度文化庁芸術作品賞を受賞した。以降同レーベルで日本人初の専属アーティストとして《シューベルト/アルペジオーネ・ソナタ》《べ−トーヴェン/チェロ作品全集》《ロマンス》(ピアノ小島芳子)ほか続々とCDを発表し、《ハイドン/チェロ協奏曲集》では1998年、第36回レコード・アカデミー賞(協奏曲部門)を、また2000年にはべ−トーヴェンの初期作品のCDでフランスのディアパゾン金賞を受賞した。BISでは、バッハ・コレギウム・ジャパンの殆ど全ての録音で通奏低音を弾いているほか、C・Ph・Eバッハのコンチェルト集、L.レオのコンチェルト集などがある。
 2001年より古典派を専門とするオーケストラ・りべラ・クラシカを主宰、ハイドンを中心としたプログラムで年に3〜4回の公演を行う。TDK−コアに新設され鈴木自身がプロデュースする《アルテ・デラルコ》レーベルより、そのコンサートのライヴ録音を続々とリリースしている。同レーベルにはD.ガブリエツリ・チェロ作品全集、ヴィヴァルディ・チェロ・ソナタ全集(以上レコード芸術誌特選)、ハイドンのフルート・トリオなど室内楽も含まれている。  現在、東京芸術大学古楽科非常勤講師。毎回テーマを設定して都内の小会場で開くマスタークラス・シリーズ「ガット・カフェ」は既に19回を数え、好評を呼んでいる。著書に「『古楽器』よ、さらば!」(音楽之友社)、またこの新録音と共に「ガット・カフェ」(東京書籍)が出版された。
 ルンデの会例会には、上記1991年の「無伴奏バッハ」および1992年6月「若きベートーヴェンの肖像」(フォルテピアノ共演:小島芳子)の2回来演している。


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