中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【40】 『707キロのドライブ』     2006.7.2

 先日休みが取れたので、前日の夜、東名、中央自動車道、長野自動車道と乗り継いで 5時間半 車を飛ばして 1泊2日で戸隠に行って来ました。戸隠は長野と新潟の県境近くです。夜10時半過ぎに、いつもの宿(エッセイその3参照)に着。リサイタルの準備でしばらく忙しくしていたので、遅まきながら私のゴールデンウィークでした。

 翌朝は、戸隠の朝の挨拶、高原の小鳥たちの声で目が覚めました。鶯や郭公が一番たくさん鳴くのは、5時から6時ごろにかけて。6時を過ぎると、鳥たちは何処へ行ったのか?と思うくらい、急に静かになり、今度は春蝉の合唱に変わります。6月半ば、名古屋は既に暑かったですが、戸隠は春が深まったというところ……海抜1200メートルの涼しい澄んだ空気が、ご馳走でした。

 宿の近くの鏡池の周りを散歩をしたり、美味しいお蕎麦を食べたりして、目一杯遊んで帰ってきました。梅雨の合間の、偶然にもカラッと晴れたいい日で、運転を交代しながら、丸一日で707キロのロングドライブでした。さすがに体はちょっと疲れましたが、楽しい一日でした。
 散歩の途中でいい写真が撮れたので(もちろん夫の写真)、紹介します。
(Y. N.)

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