| ◎主 催 | 川柳みどり会 |
| ◎後 援 | 朝日カルチャーセンター/朝日新聞社/愛知芸術文化協会 愛知川柳作家協会/水脈の会 |
| ◎日 時 | 2005年9月24日(土)〔13:00開会/16:30閉会〕 |
| ◎会 場 | 朝日新聞名古屋本社15階 朝日ホール |
| 【第1部】 | トーク《川柳作品を読み味わう……》 |
| ●パネラー |
荻原 裕幸(名古屋)/石部 明(岡山)/峯裕見子(大津)/丸山 進(瀬戸)/ 徳永 政二(守山)/東川 和子(伊勢)/吉田三千子(名古屋)/渡辺 和尾(愛知) |
| ■トークの内容: |
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短詩型文学のひとつである川柳。川柳を書き、川柳を愛好するものたちとして、パネラーの方には、今回は主催でもある川柳みどり会の同人誌『緑』近号から作品を取りあげていただきました。それら作品を当日参加の方にも参考資料として配付。『緑』薔薇園作品を中心として、その作品を読み味わうという主旨のもとにトークを展開しました。
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| 【事前投句の部・雑詠入選作品抄】 | |||
| ◆荻原 裕幸・選 | ・天位 | ここまでは水でここから私です | 徳永 政二 |
| ・特選 | 無花果の匂いがしたら右折せよ | 堀 恭子 | |
| 赤とんぼが留まった人から消えてゆく | 尾崎志津子 | ||
| 桟橋の向こうへ暗示受けにいく | 赤松ますみ | ||
| ・佳作 | 万博が終わった後は どこに行く | 勢力 愛子 | |
| よくわかるように机になっている | 徳永 政二 | ||
| 手も乾いたし本当のことを言う | 重森 恒雄 | ||
| 標準に満たないけれど秋になる | 春日井五月 | ||
| 百円のパンツの柄を選っている | 墨崎 洋介 | ||
| この先の短い人もする貯金 | 渡辺 妙子 | ||
| ゆっくりと歩き私の道にする | 竹内すみこ | ||
| 火を点けたまんまで母が居なくなる | 中村みのり | ||
| 引っぱってほしいと紐が垂れている | 堀 恭子 | ||
| ややこしいので馬肉だと言っておく | 丸山 進 | ||
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| ◆石部 明・選 | ・天位 | 引っぱってほしいと紐が垂れている | 堀 恭子 |
| ・特選 | 無花果の匂いがしたら右折せよ | 堀 恭子 | |
| 人を降ろした夜の自転車立ち並ぶ | 吉田三千子 | ||
| 梟を追い出してから考える | 東川 和子 | ||
| ・佳作 | フランスパン斜めに切って文化の日 | いまいまい | |
| 黒ずんだバナナの皮に遺恨あり | 白藤 海 | ||
| こめかみを押さえ市民は考える | 吉田三千子 | ||
| めし粒でシェイクスピアがくっついた | 墨崎 洋介 | ||
| 体から縞馬の縞 脱走す | 堀 恭子 | ||
| 連判状書いても書いても豆ですよ | 石田 柊馬 | ||
| 廃船を曳っぱっていく昼下がり | 堀 恭子 | ||
| ややこしいので馬肉だと言っておく | 丸山 進 | ||
| おっぱいのにおいがみちる月の下 | 堤 文月 | ||
| だるまさんがころんだ ふっと死の気配 | 斎藤 早苗 | ||
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| ◆峯 裕見子・選 | ・天位 | キリンの首たのしいはずがないでしょう | 石田 柊馬 |
| ・特選 | 家軋むガッツポーズで前進し | 香田 裕子 | |
| 父の子で足をぶらぶらさせている | 吉田三千子 | ||
| なんでやねん 三回言うて湯に沈む | 尾崎志津子 | ||
| ・佳作 | 子が二人いる淋しさで子を思う | 松田 悦子 | |
| そらあんた国は人命より重い | 伊藤 健 | ||
| 萩という秋のことばに火をつけよ | 石田 柊馬 | ||
| なにごともなかったような野菜室 | 泉 紅実 | ||
| 鎖骨です むかし港があった場所 | 斎藤 早苗 | ||
| 子ら帰る 水泳教室夜の部に | 吉田三千子 | ||
| 東京バナナ 東京を揶揄してる | 恒川和左子 | ||
| 大阪の地図にはかなり泣かされた | 春日井五月 | ||
| 鼻声にネジ山全部つぶれてる | 丸山 進 | ||
| 痛かった 虫に刺されたようだった | いとうていこ | ||
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| ◆丸山 進・選 | ・天位 | キリンの首たのしいはずがないでしょう | 石田 柊馬 |
| ・特選 | 少しまだ君が残っているチューブ | 徳永 政二 | |
| フランスパン斜めに切って文化の日 | いまいまい | ||
| イヤイヤを一番先に覚えた子 | いまいまい | ||
| ・佳作 | 蒟蒻を馬鹿にしていて好きである | 墨崎 洋介 | |
| 流れ弾 きっと私のほうにくる | いまいまい | ||
| 真面目だが結構無茶する鬼頭さん | 西川ほしみ | ||
| 削ぎ落とす ほんとに気持ちのいいことね | 武山 文子 | ||
| ゲシュタポかポタージュなのか聞き漏らす | 阿住 洋子 | ||
| 役立たず役立たずという埴輪の目 | 吉田三千子 | ||
| さとうきび 君とこの世にいるふしぎ | 伊藤 健 | ||
| 標準に満たないけれど秋になる | 春日井五月 | ||
| 総務課のゴムの鉢植え退職す | 峯 裕見子 | ||
| なんでやねん 三回言うて湯に沈む | 尾崎志津子 | ||
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| ◆徳永 政二・選 | ・天位 | 日本全国押入れはスーと開く | 墨崎 洋介 |
| ・特選 | 鎖骨です むかし港があった場所 | 斎藤 早苗 | |
| シュークリームの中は昼の月である | 天谷由紀子 | ||
| キリンの首たのしいはずがないでしょう | 石田 柊馬 | ||
| ・佳作 | 限界はありますと言うふくらし粉 | 天谷由紀子 | |
| さてと子どもたちには恋人がいる | 東川 和子 | ||
| ハンガーにひょいと人生かけてみる | 三上 博史 | ||
| まあだだよ これから生まれにゆくところ | 尾崎志津子 | ||
| 三日月を配達されて押すハンコ | 峯 裕見子 | ||
| 生きてゆく 瓶の口にも笑われて | 山部 牧子 | ||
| ひまわりを逃がしてあげる非常口 | 堀 恭子 | ||
| 火を点けたまんまで母が居なくなる | 中村みのり | ||
| バスタブのカーブ私をダメにする | 丸山 進 | ||
| おっぱいのにおいがみちる月の下 | 堤 文月 | ||
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| ◆東川 和子・選 | ・天位 | 壺覗くなにかが満ちてくるようで | 竹内すみこ |
| ・特選 | さかさまにすればゆっくり動きだす | 徳永 政二 | |
| おつかいのとちゅう地球のとちゅうなり | 酒井 暁美 | ||
| この辺で挨拶しとこ紙オムツ | 丸山 進 | ||
| ・佳作 | さよならと言ったからにはジェットコースーター | 尾崎志津子 | |
| あくいにはあくび あくびにはあせび | 白藤 海 | ||
| 卓袱台の足は上手に畳まれる | 香田 裕子 | ||
| ゲシュタポかポタージュなのか聞き漏らす | 阿住 洋子 | ||
| ゆく夏の鞄の中のおてもやん | 天谷由紀子 | ||
| ストローの中を通ってくれと言う | 徳永 政二 | ||
| つぶつぶがあってあなたはお母さん | 徳永 政二 | ||
| 銀婚のころからずっと工事中 | 丸山 進 | ||
| 連判状書いても書いても豆ですよ | 石田 柊馬 | ||
| 引っぱってほしいと紐が垂れている | 堀 恭子 | ||
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| ◆吉田三千子・選 | ・天位 | ようやくに壺は青磁を志す | 白藤 海 |
| ・特選 | 覚悟した人といっしょに押す扉 | 泉 紅実 | |
| 頬杖をついては砂を湿らせる | 赤松ますみ | ||
| やや老いて欲しがる甘く煮たかぼちゃ | 峯 裕見子 | ||
| ・佳作 | 天高くひとりぼっちも悪くない | 尾崎志津子 | |
| 骨盤を海月が抜けるそんな夢 | 尾崎志津子 | ||
| 写真では写らぬ良さがある私 | ほりべよしゆき | ||
| 鎖骨です むかし港があった場所 | 斎藤 早苗 | ||
| たどりつくための大きな声である | 徳永 政二 | ||
| ロボットが 進軍ラッパ吹きそうだ | どうけきよし | ||
| 総務課のゴムの鉢植え退職す | 峯 裕見子 | ||
| はがき一葉むかし愛せし金魚の死 | 神平 狂虎 | ||
| 傷つける忘れられない人となる | 山本知佳子 | ||
| 不意打ちの萩の花から母の声 | 水野亜希子 | ||
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| ◆渡辺 和尾・選 | ・天位 | 袋の中逃げてゆくのがよく見える | 墨崎 洋介 |
| ・特選 | ここまでは水でここから私です | 徳永 政二 | |
| コンビニが飛び火のように町外れ | いまいまい | ||
| 咳をして一人ラーメン食べている | 松本 玲奈 | ||
| ・佳作 | ももいろのあくびをしてるプールサイド | 堀 恭子 | |
| 少し暗いね 水の中だね つめたいね | 徳永 政二 | ||
| 画用紙の端がすこうし反っている | 天谷由紀子 | ||
| 粗食にてぐるりと秋を迂回する | 尾崎志津子 | ||
| ジジババが焼き肉好きの孫を待つ | 深谷 歩 | ||
| 母のいた部屋に三年猫が住む | 西川ほしみ | ||
| 靴下になったら苦労するだろう | 徳永 政二 | ||
| 水分をバッグに詰めてバスに乗り | いまいまい | ||
| 偽ものか本ものなのか触ってみる | 渡辺 妙子 | ||
| ハンサムな同級生が亡くなった | 武山 文子 | ||