綿毛 昴 2007年 9月号 渡辺 和尾・選評
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| 晩酌をしながら野球見る夫 | 児玉 浪枝 |
| 振り向くと姉の姿が見当たらぬ | 堀 恭子 |
| 焼芋屋と蕨餅屋は同じ人 | いまいまい |
| 近付いてみればとても太い首 | 吉田三千子 |
| 手作りの杏ジャムあり昼にする | 柳田みずき |
| 真夏日が猛暑日になる午後三時 | 園部志津代 |
| 刃物研ぐようにクマゼミ鳴いている | 尾崎志津子 |
| 黒日傘 黒手袋でやって来る | 恒川和左子 |
| 情けない話のできる間柄 | 内田 順子 |
| かき氷食べて忘れるほどのこと | 水野亜希子 |
| 痩せているほうが国産鰻です | 春日井五月 |
| 誘惑に負けて西瓜を丸ごとに | 深谷 歩 |
| 宣告の余命を生きる遠花火 | 渡辺 妙子 |
| 天気予報 前行く人も傘を持ち | 後藤 峯子 |
| 茎は弱いが根は頑強な雑草だ | 川嶋 翡翠 |
| 犬三匹 飼い主連れてのお散歩中 | 関本 満美 |
| よく吠える隣の犬も年老いて | 奈尾はるか |
| 備長炭 うなぎ屋の店赤赤と | 上地 弘子 |
| 死んで生まれて七月の慶弔費 | 東川 和子 |
| 難しく考えないで桃食べる | 西川ほしみ |
| 真近にて創作花火五千発 | 木野すみゑ |
| スーパーで居眠りして夏の陣 | 竹内 英子 |
| 札束をポンと貧乏性でして | 渡辺 和尾 |
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