【掲出時期】 【句と作者】
No.80 2005年12月
 なにもかもラップに包む癖がある いまいまい
 コンビニで税金払いパンを買う 柳田みずき
 名所旧跡鳩の糞にてうすぐもり 吉田三千子
No.79 2005年11月
 なんどでも同じ会話でバスにいる 関本 満美
 丈切ってやれば桔梗の戻り花 渡辺 妙子
 肉じゃがが写真のように色づかぬ 春日井五月
No.78 2005年10月
 固定資産税 払って帰る途中なの 児玉 浪江
 コンビニ開店 歩いて通う三丁目 吉田三千子
No.77 2005年9月
 いつまでも虹が出ていて帰られぬ 尾崎志津子
 蝉時雨 鉛筆削り買いに行く 恒川和左子
 本返す約束の日の百日紅 吉田三千子
No.76 2005年8月
 くちなしと煮物の匂い混ざり合う 後藤 峯子
 梅雨のころを好み紫色の花 園部志津代
 雨の日の時間捻れて理髪店 尾崎志津子
No.75 2005年7月
 地下鉄に雨の匂いも乗っている 尾崎志津子
No.74 2005年6月
 もう少し夢に填って寝ていたい 渡辺 和尾
No.73 2005年5月
 土一升金一升のガーデニング 園部志津代
 画面には雨に濡れてる花畑 後藤 峯子
 ふと戻り息子が花のことを言う 内田 順子
No.72 2005年4月
 よく笑う おばあちゃんいて枝垂れ桜 柳田みずき
 飛行機に乗らない人が飛んでいる 内田 順子
No.71 2005年3月
 思い出に浸かると歌も溢れくる 関本 満美
 生卵ノックをすれば中からも 尾崎志津子
 水仙を飾ればそこは鎮まれり 水野亜希子
No.70 2005年2月
 思い出に浸かると歌も溢れくる 渡辺 和尾
No.69 2005年1月
 朝焼けが薬のように体内に 深谷  歩
 正面の山にこれから行くつもり 水野亜希子
 アイロンをかけているのに人がくる 後藤 峯子