有田正広 無伴奏フルート・リサイタル

ARITA MASAHIRO  Flute Solo Recital 

《ルンデの会5月例会》
2006年 5月 2日(火)
開演=19:00(開場=18:30)
会場:スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16-7)

ドビュッシー:シランクス
ランベール=オトテール:ある日、ぼくのクロリスは……
ファン・エイク:ダフネが最も美しい乙女だったとき、
      イギリスのナイチンゲール、わが麗しのアマリッリ
テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジー
 第7・8・12番
C. P. E. バッハ:無伴奏ソナタ イ短調 Wq.132
F. クープラン:恋のうぐいす
ドンジョン:三つのサロン・エチュード Op.10-1, 2, 3
ブラヴェ&クヴァンツ:無伴奏組曲 ホ短調

arita
【参加会費】一般 5,000、ペア 9,000、学生 2,500
     ※一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188

有田正広 プロフィール
 有田正広は、音楽史とともに変遷を遂げてきたさまざまなフルートを用いて、その稀にみる音楽性とたゆみない研鑽により、さまざまな時代の作品に輝かしい光を与え人々を魅了しつづける巨匠として、世界に名高い。
 1972年、桐朋学園大学を首席で卒業。同年、NHK・毎日音楽コンクール優勝。翌年、ベルギーのブリュッセル王立音楽院に留学。1974年からはコレギウム・アウレウムのメンバーとして、ヨーロッパ、日本などで活動。1975年、王立音楽院をプルミエ・プリで卒業。同年、ブルージュ国際音楽コンクールのフラウト・トラヴェルソ部門で第1位となる。1977年、オランダのデン・ハーグ王立音楽院に入学、半年で最高栄誉賞つきソリスト・ディプロマを得て、卒業。その後、フランス・ブリュッヘン指揮「18世紀オーケストラ」のヨーロッパ・ツアーや、クイケン兄弟との共演、トレヴァー・ピノック指揮「イングリッシュ・コンソート」日本公演ソリスト、トレヴァー・ピノック、レイチェル・ポジャーらとの室内楽による日本ツアー(1999年と2001年)など、内外の名手たちとも盛んに共演。また、リサイタルや意欲的なプログラムの室内楽シリーズなど、フルート奏者としての活動もめざましい。
 1989年度第21回サントリー音楽賞受賞。とくに、ルネサンスから現代に至る400年間に変遷を遂げたさまざまなフルートを駆使する演奏は、有田正広ならではのもので、1999年CD発売に合わせて行った無伴奏でのリサイタルが話題を呼び、その後の2002年水戸芸術館、2003年東京文化会館(2回にわたるレクチヤーコンサート)では、共演にそれぞれ同時代の鍵盤楽器を使用するなどさらに発展的な形をとり、一層の注目を集めている。
 指揮者としては、1989年に「東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ」の結成記念公演を行い、絶賛を博した。
 「ドイツ・バロックのフルート音楽」(1985年レコード・アカデミー賞2部門と文化庁芸術作品賞)、「パンの笛〜フルート、その音楽と楽器の400年の旅」(1999年文化庁芸術祭優秀賞)など、アルヒーフ、DENONアリアーレから多数の録音が発売されており、2004年1月にはavex-CLASSICSと契約、第一弾のアルバム「有田正広『世紀(とき)を超えるフルート』」を発表し、これらのいずれもが高い評価を得ている。
 現在、昭和音楽大学教授、桐朋学園大学古楽器科講師。

 ルンデには1997年、同じく無伴奏リサイタルで来演している。

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