若林 顕 ピアノ・リサイタル
WAKABAYASHI AKIRA Piano Recital 《第九に挑む》 | |
ルンデの会2005年12月例会 【Photo:影田正道】 |
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2005年12月18日(日)15時
J. S. バッハ=ブゾーニ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564 |
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【会場】スタジオ・ルンデ(名古屋市中区丸の内 2-16-7) TEL:052−203−4188 【参加会費】一般 5,000、ペア 9,000、学生 2,500 ※一部座席予約可(160席中約50席、学生除く) 【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:(052)203−4188 |
若林 顕 「第九」に挑む | |||
近年、ますます充実した演奏活動を展開する若林が、ベートーヴェンの究極の名作「交響曲第9番」のピアノ独奏版に満を持して臨みます。
12月になると、あちこちでオーケストラ第九公演が行なわれていますが、ピアノの独奏版での公演は非常にめずらしいスタイルです。 壮大な交響曲の魅力をピアノ1台で表現する特別企画。力強いテクニックと豊かな音楽性を兼ね備えた若林顕ならではのステージです。 |
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若林 顕(わかばやし・あきら) プロフィール | |||
ベートーヴェンやブラームスなどの正統的なレパートリーにおける奥深いアプローチに定評があり、近年、ラフマニノフなどでの濃いロマンティシズム溢れる劇的な表現力も高く評価されている。若林顕は、限りない可能性を持つ大型ピアニストとして、今、最も注目を集めているピアニストの一人である。
2002年10月カーネギーホール/ワイル・リサイタルホールにリサイタル・デビューを果たし、好評を博す。同年2月にはトロントにてMusic Toronto Chamber Music Series、2004年1月にはフランスにてナント音楽祭に出演、2003年4月にはシカゴのマイラヘス=リサイタル・シリーズにて大成功を収め、2004年6月に同シリーズに再び招かれ、また、2005年5月にはマンチェスターの「ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック」にてマスタークラスを行うなど、国際的な活躍の場を広げている。 東京芸術大学を経て、ザルツブルク・モーツアルテウムおよぴベルリン芸術大学院卒業。田村宏、ハンス・ライグラフの各氏に師事。1982年第51回日本音楽コンクールピアノ部門第2位。留学中の1985年、第37回ブゾーニ国際ピアノコンクール第2位入賞。さらに1987年には、弱冠22歳でエリザベート王妃国際コンクール第2位受賞の壮挙を果たし、一躍脚光を浴びる。 日本のみならず世界各地でのリサイタルの他、NHK交響楽団、スコティッシュ・チェンバー・オーケストラ、パドゥルー管弦楽団、リンブルク交響楽団、エーテポリ交響楽団、ノールショッピング交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団等とも共演を重ね、その確実な技巧と音楽に対する真筆な姿勢は、国内外の指揮者、オーケストラからの信頼も厚い。クラリネットのカール・ライスター、オーボエのフランソワ・ルルー、ホルンのラデク・バボラク、チェロのスティーヴン・イッサーリス、ウィーン八重奏団等との共演など、室内楽にも定評がある。 2005年1.3月には「ショパンとラフマニノフの世界」と題したリサイタル・シリーズをトッパンホール、スタジオ・ルンデにて行い、「音楽へのイマジネーションの豊かさと、男性的な圧倒的なパワーをも示して、まさに充実のコンサートであった」など、多くの高評を得た。 録音では現在ライブノーツ・レーベルより、『ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ』『ラフマニノフ・リサイタル・ライヴイン・紀尾井ホール』『ストラヴィンスキーのペトルーシュカより3章』などがリリースされており、今後も意欲的な制作に取り組んでいく予定。 絶えず音楽の本質に正面から向き合い、その詩情溢れるダイナミックな表現力で、将来がますます嘱望されている。 1992年出光音楽賞、1998年モービル音楽賞奨励賞、2004年ホテルオークラ賞受賞。 |
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若林 顕 ルンデの会例会来演記録 | |||
1988/12 | 山崎伸子 チェロ・リサイタル共演 | 1989/12 | ソロ・リサイタル |
1990/11 | 山崎伸子 チェロ・リサイタル共演 | 1991/10 | 山崎伸子 チェロ・リサイタル共演 |
1993/11 | アンサンブル《NADA》協演 | 1998/ 4 | ソロ・リサイタル(ラフマニノフ) |
2002/10 2002/11 |
ソロ・リサイタル(ベートーヴェン) | 2003/10 | バルトーク弦楽四重奏団協演 |
2005/ 1 2005/ 3 |
ソロ・リサイタル (ラフマニノフ&ショパン) |
2005/12 | ソロ・リサイタル(第九に挑む) |