ミロ・クァルテット  Miró Quartet

borromeo
《ルンデの会12月例会》
2005年12月6日(火)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16-7)

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 Op.18-6
ブレント・マイケル・ディヴィッズ:Tinnitus Quartet (2005) ☆日本初演
スメタナ:弦楽四重奏曲 第1番 ホ短調 「わが生涯より」


【参加会費】一般 5,000、ペア 9,000、学生 2,500
      一部座席予約可(160席中約50席。学生除く)
【お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188

ミロ・クァルテット

ダニエル・チン Daniel Ching (violin)
サンディ・ヤマモト Sandy Satoko Yamamoto (violin)
ジョン・ラジェス John Largessi (vioIa)
ジョシュア・ジンデル Joshua Gindele (cello)

 ミロ・クァルテットは、現在、アメリカで一番練れていてエキサイティングな若手クァルテットのひとつ。1995年秋に設立し、翌年4月には第50回コールマン室内楽コンクールで第1位、続くフィショフ全国室内楽コンクールでも第1位と大賞を受賞している。1998年バンフ国際弦楽四重奏コンクールで第1位、あわせてカナダ人作曲家チャン・カ・ニン作曲の特別委嘱作品演奏賞受賞、その後2000年ウォルター・W・ナウンバーグ財団室内楽賞を受賞し一躍世界的に認められた。
 2004−05シーズンにはモントリオール、シカゴ、サンディエゴ、バークレー、ワシントンほか各地でコンサートが行なわれ、また2005年2月にはテキサスのラウンド・トップ音楽祭で世界的ギタリスト、エリオット・フィスクとの共演が予定されている。
 昨年ミロ・クァルテットはテキサス大学オースチン校のファカルティ・クァルテットに就任した。彼らの演奏はヨーロッパ、北米で好評を得ており、昨シーズンはアムステルダムのコンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーンのコンツェルトハウス、ドレスデン音楽祭に出演、またこれまでにもボストンやニューヨーク、ワシントン、ドイツの主要な都市で著名なホールに出演している。2001年にはリンカーンセンター・トゥーのレジデント・クァルテットを務め、また権威あるカーネギーホールの2001−02シーズンのデビューシリーズにも出演した。彼らの東京デビューとなった2001年12月のコンサートは9月11日ニューヨークの被災者家族を支えるベネフィット・コンサートとして開催された。
 ラジオでは全米放送のパフォーマンス・トゥデイやミネソタのセントポール・サンデーやワシントン、シカゴのほか、ヨーロッパ、イスラエル、カナダのラジオ番組でも放送され、テレビではNBCのトゥデイ・ショウ、ABCのワールドニュース・トゥナイトほかカナダ国内の番組にも数多く出演している。またアイザック・スターンの招きにより、エルサレム・ミュージック・センターでのライブ放送に出演、その模様はスターンのドキュメンタリーでも放映された。
 彼らは若い演奏家の教育にも力を入れており、ケント州立大学では教職兼任のレジデント・クァルテットとして室内楽などの指導にあたっていた。ケントの夏音楽祭ではレジデント・クァルテットとしても活躍している。その他にも3年目を迎えたレイク・タホ音楽祭でアーティスト・イン・レジデンスも務めている。またスイスとドイツで行われたリーディング・マスタークラスでヘンリー・メイヤーとアイザック・スターンの急な代役を務めたこともある。
 ミロ・クァルテットは若い聴衆の教育にも積極的でスケジュールに教育普及活動を取り入れており、ロードアイランドではクラシック音楽を通して若者やファミリーに都心での豊かな生活を提案する活動にも参加している。
 彼らは現代曲や民族音楽にも注目しており、レナード・バラダ、リー・ホイビー、ブレント・マイケル・デビッズ、デビッド・ショーバー、ジョナサン・ドウの最近の委嘱作品が実現している。
 これまでにCDはブリッジ・レコードからルード・ランガードとジョージ・クラムの作品を収録した2枚がリリースされており、特にクラムのブラック・エンジェルスが収録された2枚目のCDは世界的にも高い評価を得ている。2004年3月にリリースされた最新のCD「エピローグ」にはメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲作品80と世界的チェリスト、マット・ハイモヴィッツとの共演によるシューベルトの弦楽五重奏曲が収録されている。
 ミロ・ストリング・クァルテットはスペインの画家、ホアン・ミロにちなんで名付けられた。記憶と想像力に富んだ幻想から引き出される主題によるシュールレアリスティックなミロの作品は20世紀を代表する独創的な作風のひとつとして知られている。  

【ミロ・クァルテット ホームページ http://www.miroquartet.com



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