マンハッタン弦楽四重奏団

THE MANHATTAN STRING QUARTETT

ショスターコヴィチ《マラソン》コンサート


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《ルンデの会10月例会》  2005年10月10日(月・祝)

ショスタコーヴィッチ:弦楽四重奏曲 全15曲通演 【全四ステージ】

【第一ステージ】  10:00 - 12:30

第1番、第2番、第3番、第4番

 

【第三ステージ】  16:30 - 18:45

第9番、第10番、第11番、第12番

【Lunch】   【Supper】

【第二ステージ】  13:45 - 16:00

第5番、第6番、第7番、第8番

 

【第四ステージ】  20:00 - 21:45

第13番、第14番、第15番


【会場】スタジオ・ルンデ(名古屋市中区丸の内 2-16-7)
【参加会費】   各1ステージ:一般 5,000円、ペア 9,000円、学生 2,500円
追加1ステージ:一般 3,000円、ペア 5,500円、学生 1,500円
全4ステージ一括:一般 12,500円、ペア 24,00円、学生 7,000円
※Lunch、Supper を挟んでのご予約には、軽食のご用意(有料)が出来ます。詳しくはお問い合わせください。
一部座席予約可(160席中約50席。学生除く)。ペアは予約が必要です。
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188

マンハッタン弦楽四重奏団 プロフィール
エリック・レヴイス
カルヴァン・ウィールスマ
ジョン・デクスター
クリス・フィンケル
Eric Lewis - Violine I
Calvin Wiersma - Violine II
John Doxter - Bratsche
Chris Finckel - Violonello
 現在のマンハッタン弦楽四重奏団(MSQ)がマンハッタン音楽学校の専属クァルテットとして形作られた1960年代の後半に、1930年代結成当時のマンハッタン弦楽四重奏団の伝統が復活した。第1ヴァイオリンのエリック・レヴイスとチェロのジュデイス・グライドはマンハッタン音楽学校在学中だった34年も前にこのクァルテットと出会っている。リリアン・フックスとラフマエル・ワインストックは彼らの指導者であり、初期の弦楽四重奏団を導いた人でもあった。
 MSQはエリックの兄弟であるヴァイオリン奏者のロイ・デヴィスや、ジュディスの姉妹であるヴィオラ奏者のローズマリー・グラントが加わり、70年代半ばは家族的なものとなった。彼らは1960年代、70年代と10年毎にツアーを企画し、国内外へも演奏活動を広げていった。
 ミュージックマウンテン所属となった時、彼らはCMA(米国カントリーミュージック協会)のポール基金から資金援助を受ける最初のアンサンブルとなった。
 彼らはショスタコーヴィチのアンサンブル全15曲集を演奏し録音した、アメリカ初のクァルテットだ。1990年にラジオ・フランス、1991年にニューヨークのタウンホール、そして1993年にはリンカーンセンターで行なわれたグレート・パフォーマーズ・シリーズで、ショスタコーヴィチ全曲集を演奏する機会を持った。タイムマガジンは彼らの全曲集を“ベストオプ1991”に選んだ。
 米国文化大使は、旧ソ連との冷戦時代であった1980年代は、政治的に激変した時代であった、としている。クァルテットは、旧ソ連とアメリカ合衆国の関係を特徴付けた、ベレストロイカとグラスノスチという強烈な現実のはざまにおいて自己を確立した。彼らは激化した冷戦が凍結した80年代初頭にロシアに招かれた最初のクラシック音楽団体で、1985年にジュネープで行われたレーガンとゴルバチョフ初の首脳会談の難しい交渉に参加し、歴史的文化協定が大国間で結ばれた。その結果として、MSQは新しい協定条件のもと、1986年秋にロシアヘのツアーを行なった最初のクラシックアンサンブルであった。彼らの新天地である旧ソ連の地方都市でのツアーは、チケットが完売したり、音楽学校でのマスタークラスやロシアのクァルテットとのコラボレーションなど多忙なものであった。この期間の最重要事項は、ニューヨークにある国連で、彼らがタエーネフ・クァルテットが組んで行なった、メンデルスゾーンの八重奏曲の特別演奏会であった。

 1989年、ウェスタン・コネチカット州立大学において、ショスタコーヴイチの弦楽四重奏曲全15曲によるマラソン・コンサートが行われた。全15曲が朝10時から夜11時まで4回のコンサートに分けて演奏されたのである。MSQは、1995年2月2日にウイリマンテックにあるイースタン・コネチカット州立大学においても、再度このエキサイティングなマラソン・コンサートを行なった。

 1980年代、MSQは、コネティカット州フォールズゲィレッジ室内楽センター内にあるミュージック・マウンテンのラジオから、全国150放送局の放送網上で、コンサートシリーズを放送した。また。ミュージック・マウンテンでの彼らの教育番組はユニークなもので、指導したいくつかのクァルテットは、現在でもエセックス、ウエストブルック、モントクレアで活躍している。
 1988年にマンハッタンに戻り、タウンホールのレジデンスクァルテットとして初のニューヨーク・ショスタコッヴィチ全曲演奏会や20世紀最大の巨匠、パルトークとシェーンベルクに捧げるコンサートシリーズ、ブルックリンのベッドフォードスタイベサントから2500人の生徒を前に、教育現場と子どもたちへの演奏会を行なった。
 1995年からヴァイオリンのカルヴァン・ウィールスマが加わる。
 また、ヨーロッパの音楽的中心地(パリ、プラハ、ブダペスト)のほか、ライブツィヒやウィーンにおいて、それぞれの都市にゆかりのある作曲家(ドビュッシー、ドヴォルザーク、バルトーク、メンデルスゾーン、シューベルト)の弦楽四重奏曲について研究するためのセミナーを開催している。またMSQは、同時代の創造精神を賞賛する意味で、20世紀のメジャーな弦楽四重奏曲を5年にわたり回想することに乗り出している。
マンハッタン弦楽四重奏団 メンバー・プロフィール


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