ルンデ推薦コンサート 2004
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上海クァルテット Shanghai Quartet | |
1983年リ兄弟を中心に上海音楽院で結成。85年ポーツマス(現:ロンドン)国際弦楽四重奏コンクールで第2位。審査員だったメニューインに絶賛され渡米。87年シカゴ新人コンペティションで優勝し、ニューヨーク・デビューを果たし本格的な演奏活動を開始する。その後、ジュリアード音楽院でジュリアード弦楽四重奏団のアシスタントを務め、グァルネリ、フェルメール、東京などアメリカを代表するクァルテットに師事する。
リンカーンセンターの「モーストリー・モーツァルト」や「偉大な芸術家」シリーズ、タングルウッド音楽祭、ラヴィニア音楽祭に出演。アメリカ、カナダ、ヨーロッパヘ演奏旅行を行う。また、ヨーヨー・マ、ゲルハルト・オピッツ、メナヘム・プレスラー、アーノルド・スタインハート、デイヴィッド・ソイヤーなど名だたる演奏家と共演を重ねている。 現在、ヴァージニアのリッチモンド大学のレジデント・アンサンブルを13年にわたり担当。2002年よりニュージャージーのモンクレア州立大学でもレジデント・アンサンブルを務めることになり、拠点をニューヨークに移す。さらに上海音楽院の客員教授でもある。 1996年、香港、台湾を含む初のアジア・ツアーを行い、特に日本デビュー公演では、大阪・東京公演とも新人のクァルテットとしては異例のソールド・アウトを記録。以後、98年、2000年、2001年、2002年、2003年と来日を重ねる。2001年秋は、北京音楽祭、韓国での招待公演を含むアジアツアーを成功させ、4度目となる来日ではNHKへも生出演する。2003/2004シーズンは結成20周年を機に、初のべ一トーヴェン全曲演奏に取り組んでいる。さらにベートーヴェン収録のCDも近日リリース予定。 |
メンバー・プロフィール | |
ウェイガン・リ Weigang Li(ヴァイオリン) 1964年上海生まれ。5歳でヴァイオリンを始め14歳で上海音楽院に入学。81年サンフランシスコ音楽院へ留学。上海交響楽団、BBC交響楽団等とソリストとして共演。アイザック・スターンが中国を訪れた時の模様を綴ったドキュメンタリー映画「毛からモーツァルトヘ」にも出演している。ヴィオラのホンガンとは2歳違いの弟。 イーウェン・ジャン Yi-Wen Jiang(ヴァイオリン) 1963年北京生まれ。6歳でヴァイオリンを始める。81年中央音楽院に入学。85年セント・ルイス音楽院に留学。室内楽をジェイミー・ラレード、マイケル・トゥリーに学ぶ、90年にはラトガー大学でアーノルド・スタインハートに師事する。アレクサンダー・シュナイダー、リン・ハレル等の優れた演奏家と共演し、その実力を高く評価されている。ホンガン・リ Honggang Li(ヴィオラ) 1962年上海生まれ。弟のウェイガンと共に両親のもとでヴァイオリンを学ぶ。77年文化大革命後、再開された北京音楽院に入学。その後、上海音楽院で学ぶ。上海音楽院オーケストラ、上海交響楽団とソリストとして共演。上海クァルテット結成当時はヴァイオリンを担当していたが、94年のイーウェン・ジャンの加入とともにヴィオラヘ転向。ニコラス・ツァヴァラス Nicholas Tzavaras(チェロ) 1975年ハワイ生まれ。イーストハーレムにあるオーパス118ミュージック・センターの創立者である母ロベルタ・ガスパーリ(映画「ミュージック・オブ・ハート(メリル・ストリープ主演)」の主人公)にチェロの手ほどきを受ける。ニューイングランド音楽院で音楽学士号、ニューヨーク州立大学ストー二一ブルック校で音楽修士号を習得。2000年より上海クァルテットのメンバーとなる。 |