野原みどり ラヴェルを弾く
Nohara Midori  plays Ravel

ロン=ティボー・コンクール優勝から十余年。
ロマン派から現代曲のレパートリーを得意とし、
クリアな音色とスケールの大きい音楽作りが
高く評価されている野原みどり。
ラヴェル作品全集のリリースが注目の的。

ルンデでじっくり聴こう!!
野原
【Photo:柴田博司】
ルンデの会2004年例会 『野原みどり〜ラヴェル連続演奏会』
【その1】
8月8日(日)15時
古風なメヌエット、ハイドンの名によるメヌエット
鏡、グロテスクなセレナード
ボロディン風に、シャブリエ風に
前奏曲、クープランの墓
【その2】
9月5日(日)15時
逝ける王女のためのパヴァーヌ
水の戯れ、夜のギャスパール
高雅にして感傷的なワルツ
ソナチネ
【会場】スタジオ・ルンデ(名古屋市中区丸の内 2-16-7) TEL:052−203−4188
【参加会費】一般 5,000、ペア 9,000、学生 2,000
 ※一部座席予約可(160席中約50席、学生除く)
◎両例会一括予約の場合:一般 9,000、ペア 17,000 に割引き
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
野原みどり プロフィール
野原 東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学首席卒業。在学中1987年、第56回日本音楽コンクール・ピアノ部門第1位、増沢賞、井口賞受賞。1988年、NHK「若い芽のコンサート」に出演。1989年学内にて安宅賞受賞。
 1990年、パリ・エコール・ノルマルに留学、第42回ブゾーニ国際ピアノコンクールにて、1位なしの3位入賞。併せてリスト・エチュード賞受賞。1991年ブダペスト・リスト国際ピアノコンクールにて、2位入賞。1992年エコール・ノルマル卒業。第23回ロン=ティボー国際ピアノコンクールにて第1位。この受賞によって一躍注目を集め、パリをはじめヨーロッパ各地及び日本国内でコンサート活動を開始。
 ロリン・マゼール、小澤征爾など世界的指揮者に認められ、1994年は、マゼール/フィルハーモニア管弦楽団(巨匠マゼールと世界のオーケストラシリーズ)、小澤/新日本フィルと協演。1995年にはマゼール/ピッツバーグ交響楽団に招かれ、プロコフィエフの協奏曲第2番を協演。ピッツバーグ・トリビューン紙面で「まるでプロコフィエフが彼女のためだけにこの曲を書いたようだ」と絶賛を博した。97年5月には再度マゼール/フィルハーモニア管弦楽団(巨匠マゼールと世界のオーケストラシリーズ)と協演、好評を博した。
 ベルリン・フィル・ヴィルトゥオーゾ、プラッソン指揮/ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーではソリストを務め、アンサンブル・ウィーン=ベルリンの日本ツアーでも共演者に選ばれている。また、国内の主要オーケストラの定期公演にも次々と登場、1998年には高関健指揮大阪センチュリー交響楽団の定期演奏会でラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」と「ピアノ協奏曲」を弾き、好評を博した。さらに日本全国でのリサイタル、NHK「名曲アルバム」「土曜リサイタル」などの放送と、その活躍ぶりに注目が集まっている。2001年3月に岩手と東京において、ラヴェルピアノ独奏作品全曲演奏会、また、2002年12月に東京でメシアン「世の終わりのための四重奏曲」を中心とする室内楽演奏会を行い、いずれも高い評価を得て、今後の活躍に期待が集まっている。
 これまでに深澤亮子、高良芳枝、ジェルメーヌ・ムニエの各氏に師事。
 2003年6月にCD「ラヴェル:ピアノ作品全集1」(AUCD−2)をアウローラ・クラシカルから発売、このほかに、「ラフマニノフ作品集」(FOCD3424)、「リスト:巡礼の年第2年イタリア」(FOCD3457)を(株)フォンテックよりリリースしている。
 ルンデの会例会には1996年6月に来演、「リスト:詩的で宗教的な調べ」で印象手深い演奏をしている。


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