ボロメーオ・ストリング・クァルテット

The Borromeo String Quartet
borromeo
【写真:大窪道治】
《ルンデの会5月例会》
2004年5月27日(木)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16-7)

ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 op.51-2
オスワルド・ゴリホフ:テネブレ ※曲目変更
ブラームス:弦楽四重奏曲 第3番 変ロ長調 op.67


【参加会費】一般 5,000、ペア 9,000 学生 2,000
      一部座席予約可(160席中約50席。学生除く)
【お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188

rev 聴衆の反応はここから

ボロメーオ・ストリング・クァルテット
ニコラス・キッチン Nicholas Kitchen (violin)
ウィリアム・フェドケンホイヤー WiIIiam Fedkenheuer (violin)
マイ・モトブチ(元渕 舞) Mai Motobuchi (vioIa
イーサン・キム Yeesun Kim (cello)
 世界中の聴衆は、評論家たちが『かみそりのように鋭い強烈さ』、『心臓が止まる』などと評するボロメーオ・ストリング・クァルテット(以下SQ)の演奏に好反応を示している。
 ボロメーオSQは今日の重要な弦楽四重奏団としての位置を彼ら自身で瞬く間に確立した。ニューヨーク・タイムズ紙は『傑出した弦楽四重奏団』と、ボストン・グローブ紙は『完全に最高のものがそこにある』と評している。
 2003−2004シーズンの間、ボロメーオSQは三つの大陸を股にかけ、ニューヨーク、ボストン、ボルティモアや遠くは海外の最先端をゆくコンサートホールでへの出演など90を超える演奏会を行っている。なかでもリンカーン・センター、ワイル・リサイタル・ホール(ニューヨーク)は特に関心が高い。また、初めてのトルコツアーを2003年11月に行った。アメリカ国外では、ベルリン・フィルハーモニーホール、カザルスホール、第一生命ホール(東京)、コンセルトヘボウ(アムステルダム)、ドヴォジャークホール(プラハ)、オペラ・バスティーユ(パリ)、ウィグモアホール(ロンドン)など主要なホールに、国内ではワイルーリサイタルホール(カーネギー)、アリス・タリー・ホール(リンカーン・センター)、ジョーダンホール(ボストン)の他、ナショナルーギャラリー、連邦図書館、フリーア美術館、コーコラン・ギャラリーなどでも演奏している。
borromeo_2 また、ボロメーオSQは「プラハの春」音楽祭、スポレート音楽祭(イタリア)、オーランド・フェスティバル(オランダ)、スタヴァンゲル音楽祭(ノルウェー)など、そうそうたる国際的な室内楽音楽祭に参加している。北米では、タングルウッド音楽祭、ラヴィニア・フエスティバル、サンタフェ室内楽音楽祭、キャラムーア、ケープコッド室内楽フェスティバル、イェール(ノーフオーク)、ブラボー!コロラド、スポレート(チャールストン)、チェンバー・ミュージック・ノースウェスト(ポートランド)、バンクーバー室内楽音楽祭に登場した。
 最近では、ピアニストのクリストファー・エッシェンバッハ、ゲイリー・グラフマン、レオン・フライシャー、メナヘム・プレスラー、ソプラノのドーン・アップショウ、クラリネットのデイヴィッド・シフリン、また、ブレンターノ弦楽四重奏団、グァルネリ弦楽四重奏団、ジュリアード弦楽四重奏団、クリーブランド・クァルテットのメンバーなどと共演している。
 ボロメーオSQは、チェンバー・ミュージック・ソサエティII(リンカーンセンター・チェンバー・ミュージック・ソサエティの若手アーティストプログラム)のメンバーとして2シーズンを終えた。ガードナー美術館(ボストン)とも長期にわたる結びつきが続いており、各シーズン数回登場し、2000年の春には初めてのベートーヴェン全曲演奏会を完結させた。最近の録音は、Image Recordings からべ一トーヴェンの傑作、作品95「セリオーソ」と作品59−3「ラズモフスキー第3番」。また同レコードから出た最初の録音、ラヴェルの弦楽四重奏曲と二重奏曲は、2001年、全米室内楽協会レコーディング賞を受賞した。
 全米公共ラジオ放送の「パフォーマンス・トゥデイ」のレジデンス・アンサンブルを過去に務め、頻繁に放送された。WGBH放送(ボストン)、WNYC放送(ニューヨーク)でも広く放送されている。
 ボロメーオSQは、学生のためのコンサートやマスタークラスなどのアウトリーチ活動を通して、室内楽を聴衆に広めることに専心している。とりわけ最近は、「ヤングープロフェッショナルのための弦楽四重奏ゼミ」(トリトン・アーツ・ネットワーク/日本)の講師に就任、また、プロヴィデンス、ロード・アイランドのコミュニティ・ミュージック・ワークスのアドヴァイザーをも務めている。また、ジョン・ケージ、ジョン・ハービソン、スティープ・マッケイ、トマス・アデス、レオン・カーシュナー、ガンサー・シュラー、ジョルジ・リゲティなど、現代の作曲家と強力なつながりをもっている。2002年には、マイケル・エリソン、オズワルド・ゴリョフの作品を初演した。
 1989年、カーチス音楽院在学中のニコラス・キッチン、イーサン・キムらによって結成。翌年、エヴィアン国際弦楽四重奏コンクール(フランス)第2位。91年、ヤング・コンサート・アーティスト(YCA)国際オーディション第1位。98年、若手ナンバーワンの証であるクリーブランド・クァルテット賞を受賞、01年、ニューヨーク・リンカーンセンターより、今年最も注目され活躍したアーティストとして、マーティン・E・シーガル賞を受賞するなど、一躍世界中にその名を知られる。
 ボロメーオの名は彼らが初めてコンサートを行った、北イタリアの地域からとられている。クァルテット・イン・レジデンスとして教鞭をとるニューイングランド音楽院のあるボストンが本拠地。
 公式ホームページ:http://www.borromeoquartet.org/


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