ルンデ開館満20年記念シリーズ
吉原すみれ 《響》 〜クセナキスを偲んで〜
YOSHIHARA SUMIRE  "Xenakis:Psaffa"
《ルンデ開館記念日特別例会》
2001年4月25日(水)19:00(開場 18:30)
スタジオ・ルンデ
(名古屋市中区丸の内 2-16.-7)

【共演】小川真由子(marimba)
クセナキス:ルボンA+B  (打楽器独奏=吉原)
高橋悠治:橋をわたって (マリンバ独奏=吉原)
ジャック・ボディ:孤独の輪 (打楽器独奏=吉原)
ライヒ:NAGOYA (マリンバデユオ=吉原、小川)
クセナキス:プサファ (打楽器独奏=吉原)


【参加会費】一般 4,200、ペア 7,350、学生 2,100
      一部座席予約可(160席中約50席)
【予約、お問合わせ】スタジオ・ルンデ TEL:052−203−4188
出演者 プロフィール

吉原すみれ(よしはら・すみれ 打楽器)

 東京生まれ。幼少の頃より、工藤昭二のマリンバのレッスンを受ける。高校入学時より、打楽器を小宅勇輔に師事。東京芸術大学に入学し、打楽器一般を有賀誠門、マリンバを高橋美智子に師事。
 1972年東京芸術大学大学院在学中に、ジュネーヴ国際コンクール打楽器部門で優勝、同時に各部門のグランプリである『プリ・アメリカン賞』も受ける。以後、ヨーロッパ、日本を中心にソロ活動を続ける。
 77年ミュンヘン国際コンクールで1位なしの2位。ソロレコードがRCAより全世界に発売される。79年より85年までカメラータ・レーベルにて5枚のソロ・アルバム(吉原すみれ・打楽 器の世界1−5)を制作。80年サントリー音楽賞受賞。アルバム「吉原すみれ打楽器の世界1」において芸術祭優秀賞受賞。アンサンブル・ヴァン・ドリアン団員として83年中島健蔵賞受賞。86年立花隆の制作録音によるCD「とぎれた闇」を発表。86年−93年CBSソニーで4枚のソロCDと1枚のデュオCD(笛の藤舎推峰との「デュエル」)を制作。
 ルンデの会例会には1983年以来すでに12回来演(下欄参照)、多彩なプログラムを披露している。 彼女が初めてルンデの例会に登場したのは1983年7月。その時「日本の人口50万以上の年ですみれさんのコンサートの無かったのは名古屋だけ」というマネージャー氏の言葉が印象に残っている。そしてそれから10年間というものは、毎年(多い時は年2回)手を変え品を替えの企画でやってきた。
 1989年4月30日のルンデ開館記念日特別例会に、『吉原すみれ VS 数住岸子〜高橋悠治作品集』として、今は亡き数住岸子(Vn)との最初のセッションが持たれた。それらを含め今回がもう13回目、1996年5月以来5年ぶりのの来演である。
 今回は、つい先日亡くなった20世紀を代表する大作曲家クセナキスを偲び、その作品“プサファ”のほか、スティーヴ・ライヒの“NAGOYA”というタイトルの作品(マリンバ・デュオ。共演:小川真由子)などを演奏する。

 1992年ジュネーヴ国際コンクール、ミュンヘン国際コンクール審査員。93年ニューヨークにてミュージック・フロム・ジャパン公演。97年フォンテックレーベルにてソロCD「打楽器通信」を制作。
 99年より武蔵野音楽大学非常勤講師。

小川真由子(おがわ・まゆこ、打楽器)

1994年同志社女子大学学芸学部音楽学科卒業。翌年、同大学音楽学会特別専修課程修了。
 97年第46回ミュンヘン国際音楽コンクール打楽器部門ファイナリスト。98年ソロリサイタルを開催。99年、第16回日本管打楽器コンクールグランプリ受賞、同時に審査員特別賞、東京都知事賞、文部大臣賞を受賞。
 島貫利博、上埜 孝、中谷 満、山口恭範、吉原すみれの諸氏に師事。
吉原すみれ ルンデの会例会来演記録
1983年 7月 《響》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1984年 5月 沢井一恵 〜 漂う島 〜 吉原すみれ
1985年11月 《響 2》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1986年 7月 打楽器の饗宴1 吉原すみれ/山口恭範/種谷睦子
1986年12月 打楽器の饗宴2 『東西の笛と打楽器の調和』
  吉原すみれ/種谷睦子/藤舎推峰(笛)/村田四郎(fl)
1987年 4月 打楽器の饗宴3 『他人さまから見た打楽器』
  吉原すみれ/山口恭範/種谷睦子/中谷満/小栗まち絵(vn)/木村茉莉(hp)
1988年 5月 《響 3》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1989年 4月 吉原すみれ VS 数住岸子 〜 高橋悠治作品集
《ルンデ開館記念日特別例会》
1990年 7月 《響 4》〜 吉原すみれ、打楽器の世界 【共演】中谷満(perc)
1991年12月 吉原すみれ VS 数住岸子 Part 2
1993年10月 《響 5》〜 吉原すみれ、打楽器の世界
1996年 5月 《響 6》〜 吉原すみれ、打楽器の世界


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