中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集
【239】 「【その何か】〜 完成」 2017. 7. 2

車輪をつける。
といってもこれは外に置く物だから、実際に地面に木製の車輪が常時接している状態だと、雨が降った場合腐りやすくなる、そこで一工夫‥

見た目は車輪が地面に接しているように見えるが実際には5ミリほど浮かんでいるようにした。その仕組みはこうだ。
写真1 写真2
写真は本体を裏返した状態、白いキャスターが車輪の内側についている。右はその拡大。キャスターは地面に直接接するが、赤く塗られた車輪は浮いた状態となる。ただしこれらは前輪。外に置いた時に持ち上げなくても移動が出来る為にキャスターをつけた。
後輪も大きな赤い車輪の内側に同じようにキャスターをつけたいのだが、風の強い時に勝手に動いてしまう可能性がある為やめた。その代わりに机の足等の下につけて使う、ねじ込み式で高さ調節可能なプラスチック製の台座を、白いキャスターと同じ高さになるように工夫して(写真では分かりにくいが、赤色の真四角の部材を本体と台座の間に入れた)取り付けた。

以下は車輪部分の2枚の写真。台の上に乗せて撮ったもの。写真左は外側から、右は内側から。赤い車輪が浮いているのが分かります。
写真3 写真4
●車輪を繋ぐロッドをつけて‥‥
この二つの直径の異なる車輪にこのように連結する事は実際には不可能ですが(どう見ても回転不可能!)、デザインの関係上、敢えてつけました。
写真5 写真6
★完成!!
デザインの発端は【その何か】を探している時に見つけた蒸気機関車の形のフラワースタンドでした。それから様々な蒸気機関車の写真、イラストなどを参考にして自分なりにデフォルメしたデザインなのです。
ちなみに初めに自分の描いていたイメージをPCで作ったデザインは次です。
写真7
大体思ったような物が出来上がりました!

全5回シリーズ〔完〕
( H. N. )

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