中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【199】 『好きな子の…』  2014. 2. 9

夕方、小学校近くを通りがかった時のこと・・・・

学校帰りの小学生が集団で下校していた。その後を100メートル位遅れて、一人で歩いている子がいた。
集団にいた男の子の一人が、手提げ袋を振り上げながら大きな声で叫んだ。
「早くぅ〜 走ってこないと、お前の好きな子の名前を、言いっ・ ちゃうぅ・ ぞぉ〜」
一人で歩いていたその子は、もの凄い勢いで走り出した。

冬の午後の、ちょっとニッコリする出来事でした。
( H. N. )