中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集 | ||
【194】 『ロシア旅行写真集 その3』 2013. 10. 25 |
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モスクワ | ||
モスクワはサンクトペテルブルグに比べると天気が悪く少し肌寒かった。
丁度この旅行の一週間前には世界陸上が開催され賑わっていた都市である。バスでマラソンコースとなったクレムリン側を通ったが、そこも含め街にはその雰囲気はもう何も無かった。聞いた話だが、ロシア人選手が活躍するスポーツ以外には興味が無いらしい…。
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【聖ワシリー寺院】 「赤の広場」にある聖堂。八角形の尖塔の廻りを多角形の礼拝堂が囲んでいる変わった作り。塔とタマネギ形ドームはそれぞれが異なるデザインで出来ている。 |
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「赤の広場」全景の写真撮影はしていない。何故かと言えば、広場は数日後に行われる軍事パレードの為に臨時に客席を組むなどの工事が行われており、幕がかかっていたから。
それでも、一部だけ撮影したのが右の写真、スパスカヤ塔。この城壁の内側が国や権力の中枢であるクレムリン。
偶然だが、10月7日に、来年2月のソチ五輪の聖火リレーがこの 「赤の広場」からスタートした。そのニュースの背景に、この塔が写っていた! |
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【モスクワ大学】
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スターリン建築の一つ。スターリン建築とはモスクワを 「世界の模範的な首都」とするために、スターリンの命令により建築された荘厳な高層ビル群を指し、市内に七つある。このモスクワ大学は1953年完成で36階建て。建物の巨大さに圧倒される。
日本最初の高層ビルは霞ヶ関ビルだが、それより10年以上も前に建設されていた、という事実に更に驚いた。物不足で一般市民が不自由な生活をしていた時代である。社会主義とはそういうものか、と考えさせられた。 |
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【文化人アパート】 同じくスターリン建築の一つ。今でも多くの人が住んでいる。24階または22階建てとも言われている。
別に観光スポットではなく、バスの車内から一瞬で撮影した為、少しピンぼけ…。 |
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【ノヴォデーヴィチ修道院】 敷地内には美しい池があり、チャイコフスキーはここで泳ぐ白鳥を見て「白鳥の湖」を作曲したと言われている。
修道院裏手の墓地にはショスタコーヴィッチ、スクリャービン、ロストロポーヴィッチ、などの他、チェーホフ、エリツィンも眠っている。 |
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☜ 土産物屋で見た大量のマトリョーシカ。伝統的な絵から現代風な柄まで様々ある。 |
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― 完 ― | ||
※注: 見出し 部分をクリックすると、関連の写真を大きくして観ることが出来ます。
( H. N. )
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