中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集 | ||
【192】 『ロシア旅行写真集 その1』 2013. 10. 11 夏休みにロシア旅行をした。個人で行ってもあまりにも広く見所が定まらないので、それらがうまく纏まっているツアーに参加した。サンクトペテルブルグとモスクワに滞在したので、今回から3回に分けてその旅行中に撮った写真を紹介する。
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成田発モスクワ経由でサンクトペテルブルグに向かったのだが、乗り継ぎのモスクワ空港でのセキュリティチェックの厳しさが凄まじかった。後で知った事だが、ここは数年前に爆破テロがあった空港だった。
預けていたスーツケース、手荷物は勿論だが、靴まで脱がされた。バッグ、ベルト、腕時計などと一緒に、脱いだ靴をトレーに載せて検査台へ。一方、人間はと言うと、薄っぺらなしわくちゃの袋(台所で使うゴミ袋のようなもの)を履かされて、金属探知機へ。それが済むと全身のエックス線検査が待っている。検査官の無言の手招きで直径1メートル程の円筒形の透明なブースに入ると、スッとドアが閉まる。両手を万歳のように上げるとセンサーが身体の廻りをぐるっと一回りし検査終了・・・かと思いきや、その後、更に男性には男性、女性には女性の検査官によって全身をくまなく触られボディチェック、これでやっと解放される、と言う具合だった。
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キリル文字のロシア語表記の下に、英語での表示も見える。
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サンクトペテルブルグ | ||
ネバ川につながる運河 |
ロシア連邦北西部にあり、150キロ西はフィンランドとの国境、つまり殆ど北欧に近い。
以前、社会で習った頃は「レニングラード」と言う名称だったがソビエト連邦が解体した時に現在の名称になった、というか以前の名称に戻った。
市内には「ネバ川」が流れており、その他に運河もある事から、「北のヴェネチア」と呼ばれている。
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【エルミタージュ美術館】
今回のツアーのメインでもあるロシア最大の国立美術館である。
収蔵品は300万点以上あり、一つの作品を1分ずつ鑑賞すると、毎日通っても全部見終わるまでには5年以上かかるらしい。
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収蔵品の見事さも然る事ながら、その建物内部の豪華さにも目を見張る。 | ||
上の3枚の写真は「大使の階段」と呼ばれる入口の階段。 右は、美術館内部の「ラファエロの回廊」
第8代ロシアの女帝エカテリーナ2世の命を受けて、イタリアのヴァチカン宮殿を真似て作られた。
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【血の上の教会】
ロシア正教の寺院。アレクサンドル2世が暗殺された場所に建てられたのでこの名前がある。 ― つづく ―
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※注: 文字の背景色が異なっている部分 をクリックすると、関連の写真を大きくして観ることが出来ます。
( H. N. )
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