中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【179】 『2つのオリンピック』  2012. 9. 7

この夏は猛暑でしたね。やっと最近、朝晩は少しホッとするようになりました。
皆様お元気で過ごされましたか?

今回は、この8月に開催された2つのオリンピックについて感じた事を書いてみました。

まずは「オリンピック」……
生中継を見るために夜更かしして、体調を崩された方もいらっしゃるのでは? でも大いに楽しませて頂きました。いつも思う事ですが、実に様々な種目がありますね。それぞれの競技の選手を見ると「人間は限界まで鍛えたら、その競技に似合う素晴らしい身体になるんだ‥…」と、感心させられます。
近代オリンピックは1896年からの歴史、約100年かけて徐々に種目や参加国も増えてきました。全ての競技に女子が参加できるようになったのは今回が初めてだそうですね。特に注目したいのは、女子柔道に、初めてイスラム圏からヒジャブをつけた選手が参加した事。これは、《大きな一歩》だと思います。

そしてもう1つは「パラリンピック」……
現在開催中です。こちらも凄い迫力で圧倒されます。生まれつき、或は事故で障害を負った選手もいるし、中には進行性の病気があるために、リスク覚悟の上で競技生活を送っている人もいて、本当に頭が下がります。
パラリンピックの選手の活躍は、以前は新聞の福祉欄に小さく載っていましたが、今は一面やスポーツ欄に掲載され、TVでも放映されるようになりました。こちらも《大きな一歩》と思います。

この先更に、50年、100年経ったら、、、 もしかしたらパラリンピックというカテゴリーが取り払われて、一つのオリンピックの中に「健常者部門」「ハンディキャップ部門」として、同じ期間の中で戦っているかも知れませんね。そんな未来が来たら素晴らしいと思います。
( Y. N. )

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