中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【176】 『金星が太陽の前を横切った!』  2012. 6. 16

先日6月6日午前は、金星が太陽の前を横切る「日面経過(ニチメンケイカ)」の日だった。
5月に「金環日食」を見たばかりなので、今年になって天体ショーは2回目だ。太陽、金星、地球は重なるが、仕事は重ならない、というラッキーな日だった。
09:35頃、撮影に成功! 黒点のように見えるのが金星です。
今回は「Essay No.175」に使ったピンホール撮影装置は使っていません。2階のベランダで撮影しました。どうやったと思いますか?
実はオペラグラスを使いました。勿論、直接太陽を見てはいません。オペラグラスが太陽を捉えるには太陽光線と平行にすれば良いのです。その方法はオペラグラスの影が断面図のような形になるようにするだけ。そうやって太陽を紙に映し出したのです。
見事に、太陽の表面を横切っている金星を捉える事が出来ました。金星の太陽面通過
撮影に使った物は、オペラグラス、瓶等の硬い栓を回して開ける為のゴム板(オペラグラスを斜めに立てた時の滑り止めに使用)、筋トレに使う重り(これでオペラグラスを周りから挟んで固定)、厚紙(太陽の像を映し出した)、洗濯バサミを入れた陶器の重い籠(厚紙を立てる時の支え。因に「エッセイ No.175 金環日食」ではカエルの置物)でした。

オペラグラスでコレだけ撮影出来るなら、天体望遠鏡は要らない?
( H. N. )

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