中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【157】 『ウィーンでの黙祷』  2011. 7. 1

暫くエッセイをさぼってしまいました。
7月になりました。早いもので今年の半分が過ぎました。既に暑いです!!名古屋は昨日も36.8度の猛暑……身の危険を感じる程の暑さです。皆様お変わりありませんか?

先日、私達の友人が、休暇を取って出掛けたウィーンから葉書をくれました(下欄)。あちらも比較的快晴が多く暑かったそうです。ツェムリンスキーのオペラ、ベルクのヴァイオリン協奏曲、ヤナーチェクの“イエヌーファ”などなど、演奏会もたっぷりと堪能したらしいです。

ウィーンで活躍したマーラーの100回目の命日には、彼の「職場」であったシュターツオパー(国立オペラ座)で記念演奏会があり、彼の交響曲9番が演奏されたそうです。このコンサートは大震災にあった日本へのチャリティコンサートも兼ねていたため、消え入るようなフィナーレの静寂の後、拍手無しで全員起立、黙祷が捧げられたとの事でした。

遠い空の向こうから祈って下さり、とても有り難い事だと思います。

さて、国内に目を向けると、、、
原発問題も現在進行形の上、国会のドタバタがさらに足を引っ張っています。今の困難を一日でも早く乗り切れるよう、政治家の方々には、党や個人の利益でなく「日本国民の安全」最優先で、野党も協力して踏ん張って頂きたいです。

世界が気持ちを一つにして応援して下さっている時に、当事者である日本の政府が一つになれないのは、「なんと恥ずかしいことか!」と思うのです。
(Y. N.)
絵はがき

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