中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【156】 『ホームコンサート』  2011. 5.11

先月の愛西市でのホームコンサートは、盛況のうちに無事終わりました。有難うございました。当日は最高のお天気にも恵まれ、予想外に沢山の方がお出掛け下さいました。
前半はソプラノの近藤真理子さんが長野量雄さんの伴奏でドイツリートと日本歌曲、長野さんのピアノソロでシューベルトとリストの作品の演奏でした。休憩を挟み後半は、ヴァイオリンの服部真規子さんと私のピアノで、ヘンデルのソナタとブラームスのソナタ「雨の歌」でした。こじんまりした空間に本当に超満員のお客様でしたが、皆さん大変和やかに、そしてとても熱心に聴いて下さいました。たいへん良い雰囲気でした。

会場は個人宅の「ゆきんこホール」。ホームコンサートは58回目ということで地元でも良く知られていて人気があるようです。また、今回は地元のテレビ局が取材に訪れコンサートを収録し、その一部がローカルニュースに取りあげられたようでした。演奏会は2月に急遽決まったものでしたが、その後あの震災があったため、ホールのオーナーの呼びかけでチャリティーコンサートとなりました。

先日「ゆきんこホール」からうれしいお手紙を頂き、当日の入場者大人66名、小人6名、参加出来ないけれど義援金だけでもと言う方が4名いらして、合わせて85000円を日本赤十字に送金しました、とのことでした。被災地を思う皆様の気持ちが東北に届いたと思い、感謝致します。被災された方々の事を、これからも長く心に留めて演奏活動をして行きたく思います。
(Y. N.)
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左から ピアノの長野量雄さん、私、ヴァイオリンの服部真規子さん、ソプラノの近藤真理子さん

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