中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集 |
【143】 『旅行のミニハプニング 〜 同僚に聞いてよ』 2010.11.9 チェコとオーストリアの旅行中に起きたミニハプニングの第二回です。
【同僚に聞いてよ】 さて、切符を買ったついでに聞きたい事があった。ウィーンに到着するのは午後 1:30 頃になるので昼食は食堂車で取る予定。知りたいのは、食堂車の支払いではチェココルナかユーロかどちらが使えるのか、という事。ウィーンではコルナは使えないので、もしユーロならば出発までにコルナをユーロに両替しておきたいし、クレジットカードがオーケーならどちらの現金も用意しなくて済むからだ。たった今、指定席を取った窓口でその事を尋ねると、首をすくめた大きなジェスチャーで、
「知らない。そういう事はあそこの Information で聞いて!」 (またたらい回しが始まったか?)と思いつつも、再々度 Information へ。そこで尋ねると、
「そんな事はここでは全然分からない。あっちの同僚に聞いてみれば?」 と、さっきまでいたカウンターを指差した。「あなたの同僚が、こっちの Information で聞けば分かる、と言ってましたよ…」っと言ってみたが、それを断ち切るように再び向こうのカウンターを指差し、何やら早口で言った。(職員はよほど面倒くさいのか、もうドイツ語でも英語でもなく、チェコ語になっていた。)
再びさっきのカウンターに戻り長い列に並んだ。やっと順番が来て尋ねると
「私は分からない。あっちの Information で聞いてくれ」 《ハー?、どうなってるの?! Information って全てを把握しているんじゃないの? もし分からなければ、何処で分かるのかを教えてくれたら良いのに!》 こちらも負けじと、食い下がった。
『今、あなたの同僚があなたに聞くように、と言ったからまたここに来たんです!あっちとこっちで 何回も列に並んで尋ねているんですが』 すると、最後になってちょっと親切に、
「コルナとユーロのキャッシュならどっちも使えるんじゃないかな?多分…そうでしょう、クレジットカードはちょっと微妙、いいような気も…するけど。」 『どうも親切にありがとう!!』 お礼を言って立ち去ろうとすると、
「でも、あくまでも私の推測だけどね」 ですって!! 結局は40分以上費やしても、食堂車で何が使えるのかは、分からずじまい、、、オツカレ様でした。 |