中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【140】 『ある晴れた日に』  2010.10.4

ある晴れた日に、庭から「チュンチュン、チュンチュン」とヤケに賑やかな雀のさえずりが聞こえてきた。ただ、いつもとは違いちょっと穏やかでない……。
気になって、そっとレースのカーテン越しに見たら、庭に置いてある小さなバードプールが数羽の雀で取り合いになっていた。中に入って水浴びしたとたんに、後から来た雀に突っつかれて追い出される始末。時々見かける光景だが、いつもは中に入るのは一羽だけ。しかし今日は外が暑いせいか、そのうちに数羽同時に居ても気にしなくなった様子。それどころかあまりの暑さに他人の事はどうでもいいって事か?
偶然にも、久しぶりに使おうかな、とデジカメの取扱説明書をカメラ片手に読んでいたところだったので、すぐさま、レースをそっとほんの少しだけ開け、数枚撮影した。
(H. N.)

一羽  二羽  三羽  四羽
(雀の気持ちになってコメントしてみました)

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