中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【95】 『北京パラリンピック出場決定!』     2008.5.24

 最近、嬉しい知らせが届いた。僕の生徒さんの御主人である廣瀬誠選手が、今年開催の北京パラリンピックへの出場が決定、正式発表されたのだ。彼の職業は教員で、その仕事をしながら柔道をしている。そして、アテネパラリンピックの銀メダリスト。(詳しくはエッセイ No.67 を見てほしい。)
 今年1月に東京の講道館で開催された、日本視覚障害者柔道大会で見事優勝して、この北京への切符を手に入れた。実はこの大会では、1995年の第10回大会から現在まで13連勝中!なのだ。(エッセイ No.67 には1996年から連勝と書いたが、今回が正しい。)

 アテネ大会では、決勝で戦った相手の選手が、薬物使用で金メダルを剥奪された。柔道連盟の規定により廣瀬選手の順位の繰り上がりは無く、銀メダルのままとなった経緯がある。規定とはいえとても残念に思う。

 以下は廣瀬選手の言葉

【世界のレヴェルが上がり現状は厳しいです。大会に参加するたびにそれをひしひしと感じております。支えてくださる皆様によい結果を報告できますよう最善を尽くしたいと考えています。何より自分のためにも悔いのないものにしようと思っています。】
 良き伴侶の奥様も休みを取り、北京に応援に行くそうだ。皆さんでぜひ応援しましょう。
(H. N. )

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