中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【101】 『戸隠旅行 後編』     2008.9.10

 さて、そのコテージは車椅子やワンちゃんも大丈夫な作りになっている。オーナーは、かつて名古屋で洋菓子店「フレーダーマウス」を経営していた、ウィーン菓子マイスターの八木さんの弟さん。家庭的な料理も美味しく、とても居心地のいい宿だった。八木さんは僕達が帰るとき、急いで庭の野いちごを摘んで来てくれた。また次の目的地を伝えると、小さな紙に鉛筆で、最近出来たまだ新しい道路を詳しく書い下さったお陰で、思いがけず近道を通ることが出来た。とても気さくな人だった。

富士山  名古屋に帰る前に、ちょっと寄り道をした。諏訪湖から中央自動車道を東京方面に向かった時、真正面に富士山のような綺麗な山が見えた。【こんなところから?】と思いながらも一応パチリ!帰宅後、地図で確認するとやはり富士山だった。太平洋側からしか見たことが無かったのでとても新鮮に見えた。

 さて、目的地はと言うと、山梨県北杜市の「明野」。ここはヒマワリで有名なところ、映画のロケ地にもなったらしい。
 HP掲示板で「ヒマワリが群生しているのでぜひ行ってみて」、との情報を寄せて下さった方があり、今回の旅行の最後に寄ってみることにした。
明野 右向け 回れ右


のっぽ 最大  10万本以上のヒマワリが3つの区画に分かれて時期をずらして栽培されており、この時期いつ行っても満開状態が見られるように工夫されていた。

 因みにここは、日本で平均日照時間が一番長いそうだ。だからこんなにも見事にさくのかも。当然のことだが、どの花も皆同じ方向を向いて咲いているのがとても微笑ましかった。

(終り)

(Y. & H. N. )

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