中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【69】 『ヒミツの音楽室』  2007.4.29

 最近、私の古くからのクラシックファンの友人が、自宅に個人のホールを建てました…いいえ…もっと正しく言えば、”掘りました”。
 自宅の庭を深く掘って、40〜50人入る防音の地下音楽室を作ったんです!

 もう25年の付き合いのある友人ですが、時々お宅で美味しいご飯をご馳走になったり、また時には一緒にスキーに行ったり、入口リサイタルの前にはアガル練習に東京の家(数年前まで東京に住んでいたので)まで押しかけて弾かせてもらってそのまま泊めてもらったり……と、本当にお世話になっている大切な友人です。

← 地下鉄の入り口のような階段を降りて行くと……、
音楽室

 こんな感じ! →

 この写真はまだピアノの位置を決めていない時のものですが、とってもきれいでしょう? これが庭の芝生の下にこっそりと埋まってるんです。まるで映画の中の話みたいです。

 3月には浜松に一緒にピアノを見に行き、6型の楽器を試弾して選んで来ました。6型というのは、フルコン(コンサートホールによくある最も大きいグランドピアノ)より、少し小さめの大きさ、、、それでも、なかなか大きなピアノです。
 しかし、入れてみたらお部屋がゆったりしているので、無事小さ〜く…納まりました。先日、私たちも参加して音響テストと照明合わせをして、ピアノの位置決めとリハーサルがありました。なかなかイイ感じでした。

 いよいよ5月13日に”こけらおとしコンサート”…私たちも弾く事になっています。プライベートな空間なのでクローズド・コンサート、皆さんにお知らせできないのが残念……。プログラムは4月14日と同じ、前半モンポウ、後半チャイコフスキーです。
 初めての空間で初めてのコンサートなので、どんな風になるのかドキドキワクワク、いろいろ心配したり、少しアドヴァイスしたり……。
でもとっても楽しみです。。。

(Y. N. )

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