中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【57】 『冬瓜、ボサ・ノヴァ、ミートソース』   2006.11.18

essay_57.jpg ひと雨ごとに秋も深まってきましたね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
 今日、ふと見たら庭の片隅に1本の元気なタンポポが咲いていました! 秋なのに春っぽくて、思わず携帯でパチリ‥‥と撮ったのがこれです。

 今日は《最近の我が家のお気に入り》を三つ紹介します。

(1)前回のエッセイ”おじいさん”から分けていただく小ぶりの冬瓜。この秋何度も何度も食べています。いい羅臼昆布が手に入ったので、ゆっくり浸した昆布だしだけでやわらかく煮ると、昆布の香りが冬瓜にしみ、冬瓜の香りが出しつゆに出て、何ともいえずおいしいです。「また冬瓜買ったの……?」な〜んて言われながら、今もキッチンに、これから煮てもらおうという次の冬瓜が待っています。

(2)ひょんなことから初めてボサ・ノヴァのCDを買いました。「小野リサ」さんの歌です。ソーダ水からフゥワ〜ッと泡が上って来るような、力の抜けた歌声。寝る前のリラックスタイムに小さくかけると、おしゃれな雑貨屋さんにいるみたいで……和みます。

(3)もう一つはミートソース(正しくはボロネーゼ・ソースと言うらしい)。テレビのボローニャの特集で、ボローニャの伝統料理、「イタリア・マンマの味の、田舎風ボロネーゼ・ソースの作り方」 をやっていました。
 どっさりの挽き肉とみじん切り野菜(ニンジン+たまねぎ+セロリ)とトマトピューレを混ぜてコトコト煮込むだけ。こんなシンプルな作り方で美味しく出来るのか?と疑ったのですが、出来てみたら、
 『ここはイタリアか!!』
っと感動するような、味でしたヽ(^o^)丿
 よく食べに来てくれる友人たちにも、今度作ってみよっ、って思ってます。
 おいしくなる調味料は《時間》かな? きっかり4時間!……計るだけです。
(Y. N.)

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