中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【37】 『リサイタル終わりました!』    2006.5.31

 リサイタルが無事終わりました(5/27)。聴いて下さった方々の暖かい雰囲気に支えられました事に、感謝します。大変集中力の高いお客様でした。
ありがとうございました!!

 今回、あまり弾かれる機会の無い矢代秋雄ソナタと、矢代さんがソナタを作曲した際に多くの影響を受けたベートーヴェン作品109を共に演奏できましたことは、とても幸せなことでした。

yuko  私より少し上の世代の方々は、矢代さんにピアノや作曲のレッスンを受けたり、直接その素晴らしかったピアノの音色を聴いたり、ピアノソナタを作曲者自身の演奏で聴いたり、そして矢代音楽のファンである方も多い‥という事を、最近知りました。
 また、全く初めて聴いていただいた方でも、「知らない現代曲だが、とても面白い作品だった」と関心を持って下さった方も多かったのが、うれしい収穫でした。

 このソナタは、弾いていけばいくほど、他のものを圧倒する光を放ち、天文学的な魅力に吸い寄せられるような感覚を覚えました。
 イべール、べートーヴェン、フォーレ、矢代秋雄、
それぞれに違った魅力のあるこれらすべての曲目の良さを、お互いに打ち消さない為には、この順がベストだと思いました。本番2週間前に、矢代作品を最後に(チラシとやや曲順を変更して)演奏しようと決めましたが、集中力を最後まで保てるか……、私にとっては大変大きなチャレンジでもありました。
yuko
 毎回新たな課題を見つけます。又これからも色々とトライしたく思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

6月は4日と25日の2回、矢代秋雄ソナタだけを弾くチャンスがありますが、とりあえず今は、4トントラックの荷物を3.5トン位降ろしたような?気分ではあります。
 
今後ともまた応援してください!

P.S. 頂いたコンサートのアンケートや感想などは、レビュー欄に掲載しました。又覗いてみてください。
(Y. N.)

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