中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【8】 『オレだって暑い!』    2005.7.20

 先日7月18日は海の日、東海地方は梅雨が明け、とにかく暑い一日だった。日中の気温はウナギ上り、ところによっては40度まで上がったそうだ。
 
 昼下がり、自宅で寛いでいると、突然、外で「シューーーッ!」という音。ちょうど、海水浴の浮き輪の空気を抜く時の音を、何倍も大きく、長くしたような音。あまりの暑さに、さすがにクーラーの調子もおかしくなったのか?と思ったが、さほど気にする事もなく仕事に出かけた。

 帰宅後しばらくして、近所の親切な方が、「お宅の車、左右傾いてます、タイヤがパンクしているようですよ。」と教えて下さった。見ると、後ろのタイヤが、ホイールが地面につく程ペチャンコ!なんと、昼間に聞いたあの「シューーーッ!」はタイヤから空気が突然抜けた音だったのだ。仕方なく、夜、少し涼しくなってから懐中電灯片手にジャッキアップ、蚊に刺されながらのスペアタイヤへの交換となった。

 翌日、タイヤ屋さんに見てもらうと、タイヤのバルブが劣化しており、そこへ、この暑さが追い討ちをかけたという話。見せてもらうと、バルブは完全に爆ぜていた。思わぬハプニングから、タイヤを購入する羽目になった。
 「でも、抜けた場所が車庫だったから、それだけで済んで良かったですよ?事故にならなくて…ね!」と言われ、”確かにそうだ…。高速でも走っている時でなくて良かった”と、変に(?)納得、気を取り直した。先ずはひと安心…。
 海の日の猛暑に、弱ったタイヤも悲鳴を上げたという訳だ。なんだか人間くさいねぇ。あ〜ぁ、暑さで苦しんでいるのは、生き物だけじゃない。。。。

(H. N.)

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