中岡秀彦/中岡祐子 エッセイ集

【1】 『リサイタルを終えて』    2005.5.27

 5月25日のリサイタルが終った。終ってしまった。とうとう終った。
 まず、会場に足を運んでくださった聴衆の方々、マネージメント・ルンデのスタッフの方々、その他多数の皆様のお力添えにより開催できたことに、感謝と御礼の気持ちを述べたい。

 “有り難うございました!”

 当日は朝から天気が良く、(演奏前の僕の気持ちは晴れている訳がナイ!)絶好の万博日和となった。愛知万博会場は我が家から数キロ離れているだけなのに、このリサイタルの準備のためまだ足を運んだことがない。(淋しい!)

 ステージ上での集中力、それを支える精神力、またその精神力を支える体力、この3つはいつも僕の課題だが、今回また良い経験になった。
 ある時、知り合いのピアニストの友人が、「ソロリサイタルは、火星に空気吸いに行くようなものだ(それくらい苦しい)」と話していた。今回、初めてのオールフランスものという事もあってか、僕はもっと遠い惑星に空気を吸いに行ったような…気がした。

とにかく、有り難うございました! また応援してください! 

(H. N.)

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