中岡祐子ピアノリサイタル
“森のさえずりに心を澄ます…”
【日 時】 2017年10月 1日(日)14:00
【会 場】 メニコン hitomi ホール
シューマン: 三つのロマンス Op.28 より 第1曲
シューマン: 森の情景 Op.82
新垣 隆: 流るる翠碧(ながるるすいへき)
武満 徹: 雨の樹 素描2 〜オリヴィエ メシアンの追憶に〜
ブラームス: ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24
■リサイタルに寄せて
 10月1日のソロリサイタル、副題は “森のさえずりに心を澄ます…” です。
近年私は邦人作品にも関心を寄せ、’04年以降、小林秀雄、矢代秋雄、吉松隆、尾高惇忠作品、また東海の作曲家武野晴子の委嘱作品などもリサイタルに取りあげてきました。今回のプログラムには新垣隆、武満徹の2作品を組んでいます。

 前半は、シューマン作曲ロマンスに続き、“森の情景”。これはロマン派の詩人達の森をモティーフにした詩から、インスピレーションを得て書かれ、文学と音楽との融合の強い作品です。続く新垣隆:“流るる翠碧(ながるるすいへき)” は上高地の美しさに着想した元管弦楽曲で、今回のリサイタル為にピアノソロへの編曲を委嘱し、書き起こして頂きました。その新垣隆が尊敬し、この作品を捧げたのが、次に演奏する武満徹です。彼のピアノ作品群の中でも “雨の樹 素描 II ” は、私が特に心酔する作品、まるで天体からの便りのような、珠玉の幻想的作品です。
 後半は、シューマンが「若き天才」と称してその活動を支援したブラームスの作品。シューマンの妻クララが初演し、高度な技巧と音楽的要素とがかみ合った、壮大な変奏曲です。
 シューマンとブラームス、新垣と武満、これらの作品を有機的に組み合わせ、全体を包括的にプログラミングしました。楽しんで頂けますよう、準備を進めているところです。
チラシ表     チラシ裏
全自由席:3,500円
お問合せ: ●オフィス・プリヴィエ 080-4219-8440
 moritz1502@mbp.ocn.ne.jp
後援: 愛知県立芸術大学音楽学部同窓会 及び 同窓会愛知支部
名古屋市立菊里高等学校音楽科同窓会、名古屋クライゼル
中岡秀彦・祐子 ホームページ http://www.nakaoka.pippo.jp/index.html

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